概要
本記事は、AWS公式ブログで2026年8月10日に公開された「AWS Weekly Roundup」の内容をまとめたものです。先週開催されたAWS Heroes Summitのレポートに加え、Amazon Bedrockへのウェブ検索機能の追加、AgentCoreの新機能、DynamoDBのベクトル検索対応など、複数の新機能・アップデートが紹介されています。
何が発表・更新されたのか
主なアップデートは次のとおりです。
- Web Search on Amazon Bedrock:Amazon Bedrock上のOpenAIモデル(GPT-5.4、GPT-5.5、GPT-5.6 Sol/Terra/Luna)が、インターネットを閲覧して情報を取得できるようになりました。学習データにない最新情報へのアクセスが可能になり、AWSのセキュアな環境内でデータの持ち出し(データエグレス)なしに利用できるとされています。
- Amazon Bedrock AgentCoreのRuntime Instances:AIエージェントを専用のランタイムインスタンス上で実行できるようになり、実行環境をより細かく制御し、パフォーマンスやコストを予測しやすくなりました。
- Amazon DynamoDBのベクトル検索:既存データと並べてベクトル埋め込みを保存・検索できるようになり、別途ベクトルデータベースを管理せずに済みます。
- AWS Transform continuous modernizationの一般提供開始:ソースコードリポジトリ全体の技術的負債を分析・修復する機能が正式提供され、メインフレームやレガシーワークロードを継続的に近代化できます。
- AWS Lambdaの帯域幅拡張:VPC外で2GB以上のメモリを設定した関数について、最大3,000Mbpsまでネットワーク帯域幅が利用可能になりました。
- Dogwood(オープンソース公開):AIエージェント向けのガバナンス言語で、Cedarポリシーに時間的な条件(セッション内の行動履歴に基づく判断)を追加できます。
- Agent Plugins:AIエージェントの拡張機能を共通のパッケージ形式で扱えるオープン仕様で、Kiro、VS Code、Cursorなど対応するツール間で移植可能になります。
- Kiro Crew:Kiro IDE上で複数のAIエージェントが協調して作業を進められる、永続的なワークスペース機能です。
なぜ重要なのか
生成AIを使ったアプリケーションやAIエージェントは、学習データの範囲内でしか情報を持たないという制約がありました。Web Search on Amazon Bedrockにより、最新情報をリアルタイムで取得しながら回答できるAIアプリケーションを、AWSの環境内で構築しやすくなります。また、AgentCoreの実行環境強化やDogwood・Agent Pluginsといった仕組みは、AIエージェントを本番環境で安全かつ管理しやすく運用するための基盤整備として位置づけられます。
誰に関係があるのか
- Amazon Bedrockを利用してAIアプリケーションやチャットボットを開発しているエンジニア・企業の担当者
- AIエージェントを業務システムに組み込もうとしている中小企業のIT担当者
- Kiro IDEなど開発ツールを使うソフトウェア開発チーム
- AWS上でレガシーシステムのモダナイゼーションを検討している企業
仕事や業務でどう使えるのか
Web Search on Amazon Bedrockを使うと、社内向けのFAQボットや調査支援ツールに、最新のウェブ情報を反映した回答を組み込める可能性があります。また、DynamoDBのベクトル検索機能は、AIエージェントの会話履歴や社内ナレッジを意味的に検索する仕組みを、新たなインフラを追加せずに構築する際に活用できそうです。Kiro Crewは、複数の開発タスクを並行して進めたい開発チームにとって、作業の効率化につながる可能性があります。
注意点
公式情報上では、日本での提供状況や対象プランの詳細は確認できませんでした。また、料金や利用可能リージョンについても本記事の一次情報には明記されていないため、実際に利用を検討する際は、記事内で紹介されているAWS公式ブログやドキュメントを直接ご確認ください。
公式情報
関連キーワード
- Amazon Bedrock
- AWS Bedrock AgentCore
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- Kiro IDE
- 生成AI





