Web開発をしていると、「CORSのエラーで別のサイトのデータが取得できない」といった場面に出会うことがあります。少し分かりにくい仕組みですが、整理すると、安全のために設けられた決まりごとだと分かります。この記事では、CORSの基本的な意味から、重要とされる理由、使われる場面、仕組み、似た用語との違い、理解するメリット、注意点までを初心者向けにやさしく解説していきます。
CORSとは?
CORSとは、あるWebサイトから別の場所(別のドメイン)にあるデータへアクセスしてよいかどうかを、安全のために制御する仕組みのことを指します。クロスオリジン・リソース・シェアリングの頭文字をとった言葉です。
ブラウザーには、もともと別の場所のデータへ自由にアクセスさせない安全上の決まりがあります。CORSは、その決まりのもとで「この相手になら許す」といった形でアクセスを認めるための仕組み、と考えると分かりやすいでしょう。
許可されていない場合にアクセスしようとすると、いわゆるCORSエラーが起こることがあります。ここでは細かな技術ではなく、考え方を中心に説明していきます。
CORSが重要な理由
CORSが重要とされるのは、別の場所のデータへの無制限なアクセスを防ぎ、安全を保ちやすくするからです。これにより、悪意のあるサイトが勝手に情報をやり取りするのを防ぎやすくなると考えられています。
また、必要な相手にはアクセスを許せる柔軟さもあるとされています。安全を保ちつつ、正当な連携は認める、というバランスをとるための仕組みと言えるでしょう。
CORSが使われる場面
CORSは、次のような場面で関わることが多いとされています。
- あるサイトから別の場所のデータを取得しようとするとき
- フロントエンドとデータの提供元が別の場所にあるとき
- 別ドメインのサービスと連携しようとするとき
CORSの仕組み
CORSの大まかな流れは、次のように整理できます。
- あるサイトが、別の場所のデータへアクセスしようとする
- ブラウザーが、その相手が許可されているかを確かめる
- 許可されていれば取得でき、されていなければ拒否される
細かな仕組みは構成によって異なりますが、「別の場所へのアクセスを許可で制御する」という発想をつかんでおくと理解しやすいでしょう。
CORSと似た用語との違い
CORSは、すべてのアクセスを一律に禁止する仕組みと混同されやすいですが、考え方が異なります。
単純にすべてを禁止するのではなく、CORSは「どの相手になら許すか」を決められる点が特徴です。安全を保ちつつ、必要な連携は認められるようにしている点が大きな違いです。
禁止と許可のどちらか一方ではなく、条件に応じて使い分ける仕組み、と考えると分かりやすいでしょう。
CORSを理解するメリット
CORSの考え方を知っておくと、Web開発でよく出会うエラーや安全に関する話題の背景が見えやすくなります。学習や実務のさまざまな場面で役立つでしょう。
CORSの意味を理解しておくと、Web開発でよく出会うエラーや安全に関する話題についていきやすくなります。「CORSエラー」の意味もつかみやすくなるでしょう。
また、別の場所へのアクセスを制御するという考え方を知っておくと、安全と連携のバランスを意識する際の視点も持ちやすくなると考えられます。
CORSの注意点
CORSは大切な仕組みですが、扱いを誤ると安全面の問題につながることもあります。次のような点を意識しておくと、安心して扱いやすくなるでしょう。
CORSは大切な仕組みですが、扱う際には気をつけたい点もあります。安全のための制御をむやみに緩めると、かえって危険につながる可能性もあるとされています。
どこまで許可するかは慎重に考える必要があり、設定の仕方は構成によって異なるため、公式な情報を確認しながら扱うと安心でしょう。
CORSに関連する用語
CORSへの理解を深めるには、周辺の用語も合わせて押さえておくと効果的です。代表的なものを挙げてみましょう。
CORSと合わせて知っておくと理解が深まる用語には、次のようなものがあります。
- ドメイン:Web上の場所を示す住所のようなもの
- API:データをやり取りするための窓口
- ブラウザー:Webサイトを表示するソフト
まとめ
CORSは、あるサイトから別の場所のデータへアクセスしてよいかを、安全のために制御する仕組みです。無制限なアクセスを防ぎつつ、必要な連携は認められるようにする点が特徴とされています。
まずは「別の場所へのアクセスを許可で制御する仕組み」というイメージをつかんでおくと、関連する話題も理解しやすくなるでしょう。
よくある質問
CORSとは何ですか?
あるWebサイトから別の場所にあるデータへアクセスしてよいかを、安全のために制御する仕組みです。クロスオリジン・リソース・シェアリングの頭文字をとった言葉で、許可された相手にだけアクセスを認める発想にもとづいています。
CORSエラーはなぜ起こるのですか?
別の場所のデータへアクセスしようとした際に、その相手が許可されていない場合に起こることがあります。ブラウザーが安全のためにアクセスを確認し、認められていないと判断するとエラーとして表示される、と考えると分かりやすいでしょう。
CORSの設定は緩めても大丈夫ですか?
安全のための制御をむやみに緩めると、かえって危険につながる可能性があります。どこまで許可するかは慎重に考える必要があり、設定の仕方は構成によって異なるため、公式情報を確認しながら扱うとよいでしょう。

