Webの安全に関する話題で、「CSRF(シーサーフ)対策をしておこう」といった説明を見かけることがあります。少し分かりにくい言葉ですが、整理すると、利用者が意図しない操作をさせられてしまう攻撃と、その対策に関わる用語だと分かります。この記事では、CSRFの基本的な意味から、重要とされる理由、関わる場面、仕組み、似た用語との違い、理解するメリット、注意点までを初心者向けにやさしく解説していきます。
CSRFとは?
CSRFとは、ログイン中の利用者になりすますような形で、本人が意図しない操作をWebサービスに行わせてしまう攻撃のことを指します。クロスサイト・リクエスト・フォージェリの頭文字をとった言葉です。
たとえば、利用者があるサービスにログインしたままの状態で、別の悪意あるページを開いたときに、知らないうちにそのサービスへ操作の指示が送られてしまう、といった形が知られています。
本人が望んでいない操作を、本人の権限を使って行わせてしまう点が問題とされます。ここでは攻撃の詳しい手口ではなく、考え方と対策の方向性を中心に説明していきます。
CSRFが重要な理由
CSRFを理解することが重要とされるのは、利用者本人が気づかないうちに被害につながる恐れがあるからです。本人の操作のように見えてしまうため、見分けにくい点が問題とされています。
こうした攻撃を防ぐための対策を知っておくことは、安全なWebサービスを考えるうえで欠かせません。利用者を守るための基本的な考え方の一つと言えるでしょう。
CSRFが使われる場面
CSRFは、次のような場面で関わることが多いとされています。
- ログイン状態のまま別のページを開いたとき
- フォームの送信など、操作を伴う仕組みを扱うとき
- Webサービスの安全対策を考えるとき
CSRFの仕組み
CSRFへの対策の大まかな考え方は、次のように整理できます。
- その操作が、本当に本人の意図によるものかを確かめる仕組みを設ける
- 正しい手順を経た操作かどうかを見分けられるようにする
- 不審な操作は受け付けないようにする
具体的な対策の方法は構成によって異なりますが、「本人の意図した操作かを確かめる」という発想をつかんでおくと理解しやすいでしょう。
CSRFと似た用語との違い
CSRFは、よく似た略語のXSSと混同されやすいですが、性質が異なります。
XSSは、悪意のある内容をページに紛れ込ませて利用者の環境で動かそうとするものとされます。一方CSRFは、ログイン中の利用者になりすますような形で意図しない操作をさせる点に重きがある、という違いがあります。
名前は似ていますが、ねらいや仕組みが異なるものと考えると分かりやすいでしょう。
CSRFを理解するメリット
CSRFの考え方を知っておくと、Webの安全に関する話題の背景が見えやすくなります。学習や実務のさまざまな場面で役立つでしょう。とくに本人の意図を確かめるという発想は、安全を考えるうえで土台になる知識だと言えます。
CSRFの意味を理解しておくと、Webの安全に関する話題についていきやすくなります。「CSRF対策」という言葉の意味もつかみやすくなるでしょう。
また、本人の意図した操作かを確かめるという考え方を知っておくと、安全なサービスを考える際の視点も持ちやすくなると考えられます。
CSRFの注意点
CSRFは知っておきたい用語ですが、対策を怠ると被害につながる恐れもあります。次のような点を意識しておくと、安心して取り組みやすくなるでしょう。
CSRFは知っておきたい用語ですが、扱う際には気をつけたい点もあります。対策をしていないと被害につながる恐れがある一方で、適切な対策の方法は状況によって異なります。
具体的にどう備えるかは構成によって変わるため、実際に対策を行う場面では公式な情報を確認しながら進めると安心でしょう。
CSRFに関連する用語
CSRFへの理解を深めるには、周辺の用語も合わせて押さえておくと効果的です。代表的なものを挙げてみましょう。
CSRFと合わせて知っておくと理解が深まる用語には、次のようなものがあります。
- XSS:悪意ある内容を紛れ込ませる別の攻撃
- 認証:本人かどうかを確かめること
- 脆弱性:攻撃の糸口となりうる弱点
まとめ
CSRFは、ログイン中の利用者になりすますような形で、本人が意図しない操作を行わせてしまう攻撃です。本人の操作のように見える点が問題とされ、対策を知っておくことが大切とされています。
まずは「本人が意図しない操作をさせられてしまう攻撃」というイメージをつかんでおくと、関連する話題も理解しやすくなるでしょう。
よくある質問
CSRFとは何ですか?
ログイン中の利用者になりすますような形で、本人が意図しない操作をWebサービスに行わせてしまう攻撃です。クロスサイト・リクエスト・フォージェリの頭文字をとった言葉で、本人の操作のように見えてしまう点が問題とされています。
CSRFとXSSは何が違いますか?
XSSは悪意のある内容をページに紛れ込ませて利用者の環境で動かそうとするもので、CSRFはログイン中の利用者になりすまして意図しない操作をさせるものです。名前は似ていますが、ねらいや仕組みが異なると考えると分かりやすいでしょう。
CSRFはどう対策すればよいですか?
その操作が本当に本人の意図によるものかを確かめる仕組みを設けるなど、正しい手順を経た操作かを見分けられるようにすることが基本とされています。具体的な方法は構成によって異なるため、公式情報を確認しながら備えるとよいでしょう。

