概要
Vercelは、AI Gateway経由で利用できるモデル「DeepSeek v4 Flash」について、プロバイダーのNovitaにルーティングした場合に90%割引になるキャンペーンを発表しました。対象はVercel Proプランのユーザーで、期間は2026年8月11日までです。
何が発表・更新されたのか
Vercelの公式アップデートによると、AI Gateway上でDeepSeek v4 Flashを使う際に、モデルIDをdeepseek/deepseek-v4-flashまたはdeepseek/deepseek-v4-flash-0731に設定し、プロバイダーの優先順位(order)でNovitaを先頭に指定すると、通常より90%安い料金でモデルを利用できます。
コード例としては、streamText関数のproviderOptions.gateway.orderに['novita']を指定する形が示されています。もしNovitaがリクエストを処理できない場合は、自動的に他のプロバイダーへフォールバックしますが、その場合は通常料金が適用されます。8月11日以降は割引が終了し、上乗せ料金なしの標準料金で引き続き利用可能とされています。
なぜ重要なのか
生成AIをアプリケーションに組み込む際、モデルの利用コストは開発・運用の大きな比重を占めます。特にコード修正やテキスト生成などで頻繁にAPIを呼び出す場合、90%という大幅な割引は、開発中の検証コストや小規模プロジェクトの運用コストを抑える上で意味があります。AI Gatewayを使えば、モデルやプロバイダーの切り替えもコードの一部を変更するだけで済むため、コストとパフォーマンスのバランスを取りやすくなっている点も注目です。
誰に関係があるのか
- Vercel Proプランを契約している開発者・企業
- AI Gateway経由でDeepSeek系モデルを利用しているエンジニア
- コスト最適化を検討している生成AIアプリケーション開発チーム
仕事や業務でどう使えるのか
たとえば「リポジトリ内の失敗しているテストを修正する」といったコード関連タスクにDeepSeek v4 Flashを使う場合、割引期間中にNovita経由でモデルを呼び出すよう設定することで、通常より低コストで検証や開発を進められます。API利用が多い開発初期段階や、複数モデルを比較検証したい場面での活用が考えられます。
導入には、Vercelダッシュボードの「AI Gateway」セクションでAPIキーを作成するか、まずはプレイグラウンドで動作を試すことができます。
注意点
- 割引が適用されるのはVercel Proプランのユーザーで、期間は2026年8月11日までです。
- Novitaが処理できない場合は他プロバイダーにフォールバックし、その際は標準料金となります。
- 8月11日以降は割引なしの標準料金に戻りますが、上乗せ料金は発生しないとされています。
- 公式情報上では、日本での提供状況や対象プランの詳細(Pro以外のプランでの扱いなど)は確認できませんでした。導入を検討する際は、必ず公式ページで最新情報を確認してください。
公式情報
Vercel Changelog: DeepSeek v4 Flash is 90% off through Novita on AI Gateway
関連キーワード
- Vercel AI Gateway
- DeepSeek
- Novita
- streamText
- 生成AI API





