概要
Vercelは、E2Eテスト(Webサイト全体の動作を通しで確認するテスト)の並列実行サービス「Endform」が、Vercel Marketplaceで利用可能になったと発表しました。Playwright(Webブラウザの自動操作テストツール)で作成した既存のテストを、設定変更なしにそのまま並列実行できるサービスです。
何が発表・更新されたのか
公式情報によると、Endformは以下の機能を提供します。
- 各テストを独立したマシン上で実行し、テスト同士が干渉しないようにする
- 既存のPlaywrightテストを設定変更なしにそのまま利用できる
- 本番環境・プレビュー環境のデプロイごとに合格・不合格の判定を行い、Endformダッシュボード上の詳細なトレース(実行記録)に紐づけて確認できる
- 過去の実行結果を追跡し、不安定なテスト(flaky test:結果が実行のたびに変わるテスト)を発見できる
- 利用したテスト実行時間分のみを支払う課金方式
導入方法として、Endformのサイトから直接始めるほか、Vercel CLIからvc i endformコマンドでインストールする方法が案内されています。
なぜ重要なのか
Playwrightテストは、テストの数が増えるほど実行時間も長くなりがちです。Endformは各テストを別々のマシンで並列実行することで、テスト全体の完了時間を「一番遅いテスト1件分」まで短縮できるとしています。テストの実行速度は、開発チームがコードを頻繁にリリースする際の待ち時間に直結するため、開発スピードに関わる改善点といえます。
誰に関係があるのか
Vercel上でWebアプリケーションを運用しており、Playwrightを使ってE2Eテストを行っている開発チームやQA担当者に関係します。特に、テストの実行時間の長さや、結果が不安定なテスト(flaky test)の管理に課題を感じている担当者にとって参考になる情報です。
仕事や業務でどう使えるのか
- デプロイのたびに自動でテストを実行し、合否をダッシュボードで確認する運用に活用できます
- 既存のPlaywrightテストを流用できるため、テスト資産を作り直す手間がかかりにくい点が特徴です
- 過去の実行履歴から不安定なテストを洗い出し、テストの信頼性向上に役立てられます
- Vercel CLIからのインストールに対応しているため、既存のVercelでの開発フローに組み込みやすい構成です
注意点
公式情報上では、日本での提供状況や対象プラン、料金の具体的な金額については確認できませんでした。導入を検討する際は、Endform公式サイトおよびVercel Marketplaceの最新情報を必ずご確認ください。また、課金は「利用したテスト実行時間分」とされていますが、具体的な単価などは本記事の公式情報からは読み取れません。
公式情報
Endform joins the Vercel Marketplace(Vercel Changelog)
関連キーワード
- Vercel Marketplace
- Playwright
- E2Eテスト
- CI/CD
- flakyテスト





