データの扱いに関わる話の中で、「ETL/ELT」という言葉を耳にすることがあります。見慣れないアルファベットで、何を指すのか分かりにくいと感じる方も多いでしょう。この記事では、ETL/ELTの意味や使われ方、関連する言葉との違いまでを、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
ETL/ELTとは?
ETL/ELTとは、さまざまな場所にあるデータを集め、使いやすい形に整えて、保管する場所に移すまでの一連の処理の進め方を指す言葉です。データを取り出し、変換し、移すという作業の順番の違いによって、ETLとELTという呼び方が分かれます。
具体的には、データを集めて整える際に、整えてから移すのか、移してから整えるのかといった順番の違いがあります。どちらも、ばらばらのデータを活用しやすい形にまとめるための処理という点では共通しています。
いわば、データを集めて整え、活用できる場所に移す処理と考えると分かりやすいでしょう。データ活用の土台づくりに関わる作業です。
ETL/ELTが重要な理由
ETL/ELTが重要とされるのは、データがさまざまな場所にばらばらにあると、そのままでは分析や活用に使いにくいからです。集めて整える処理があることで、データを活用しやすくなります。
また、整え方や順番を工夫することで、扱うデータの量や目的に合わせやすくなります。データを使える形にまとめる処理が、データ活用の土台を支えていると言えるでしょう。
ETL/ELTが使われる場面
ETL/ELTは、データを使える形に整えたいさまざまな場面で使われます。代表的な例を見てみましょう。
- ばらばらのデータを集めたい場面
- データを使いやすい形に整えたい場面
- データを保管する場所に移したい場面
- データ活用の土台を整えたい場面
ETL/ELTの仕組み
ETL/ELTの進め方は、おおまかに次のような流れで考えると分かりやすいでしょう。
- 集めたいデータがどこにあるかを確かめる
- データを取り出す
- 使いやすい形に整える
- 保管する場所に移す
- 活用できる状態か確かめる
こうしてデータを集めて整え、活用できる場所に移していくのがETL/ELTの基本です。順番ややり方は状況によって変わるため、ここで挙げた流れはあくまで一例として捉えておくとよいでしょう。
ETL/ELTと似た用語との違い
ETL/ELTは、関連する言葉と混同されやすい面があります。それぞれの違いを整理しておきましょう。
ETLとELTは、整えてから移すのか、移してから整えるのかという順番の違いとされます。扱うデータの量や保管する場所の特徴によって、向いている進め方が変わると考えると分かりやすいでしょう。
データウェアハウスやデータレイクは、データを保管する場所を指します。ETL/ELTは、そうした場所にデータを集めて整える処理を指す点で、役割が異なります。
ETL/ELTという言葉を知っておくと、データ活用が整ったデータをただ使うのではなく、集めて整える処理に支えられていることが見えてきます。土台づくりへの気づきにもつながるでしょう。
ETL/ELTを理解するメリット
ETL/ELTという言葉を理解しておくと、データがどのように集められ、整えられて活用されているのかが見えやすくなります。データ活用の土台づくりへの理解が深まるでしょう。
また、ばらばらのものを集めて整えるという考え方は、さまざまな作業にも通じます。情報をまとめる視点として参考にしやすいのも特徴です。
ETL/ELTの注意点
ETL/ELTは、扱うデータの量や目的によって、向いている進め方が変わります。ここで説明した内容はあくまで大まかなイメージであり、実際の進め方は状況によって変わる点に注意が必要です。
また、元のデータが正しくなければ、整えても活用の妨げになることがあります。データの質にも気を配ることが欠かせないと言えるでしょう。
ETL/ELTに関連する用語
ETL/ELTへの理解を深めるために、あわせて知っておきたい関連用語を紹介します。
- データレイク:さまざまなデータをそのままためる場所
- データウェアハウス:整えたデータをまとめて保管する場所
- データ:デジタルの形で扱う情報
- 分析:データから傾向や意味を読み取ること
まとめ
ETL/ELTは、さまざまな場所にあるデータを集め、使いやすい形に整えて、保管する場所に移すまでの一連の処理の進め方を指す言葉です。データを使える形にまとめる処理と言えるでしょう。
データ活用の土台づくりに関わります。まずは「データを集めて整え、活用できる場所に移す処理」という大まかなイメージをつかむところから始めてみてください。
よくある質問
ETL/ELTとは何ですか?
さまざまな場所にあるデータを集め、使いやすい形に整えて、保管する場所に移すまでの一連の処理の進め方を指します。作業の順番の違いによってETLとELTという呼び方が分かれます。
ETLとELTの違いは何ですか?
整えてから移すのか、移してから整えるのかという順番の違いとされます。扱うデータの量や保管する場所の特徴によって、向いている進め方が変わると考えると分かりやすいでしょう。
ETL/ELTはどんなときに使いますか?
ばらばらのデータを集めて使いやすい形に整え、活用できる場所に移したい場面で使われます。データ活用の土台を整える処理として用いられます。





