概要
GitHub Copilotの「ブラウザツール(Browser tools)」が、VS Code向けに正式提供(一般提供=GA)となりました。これにより、AIエージェントが実際のブラウザを操作し、動いているWebアプリを操作・確認して、その結果をチャットに返せるようになります。GA版では、この機能が標準で有効になっています。
何が発表・更新されたのか
VS CodeのGitHub Copilotで、AIエージェントが本物のブラウザを操作できる「ブラウザツール」が一般提供になりました。これまでプレビュー段階だった機能が、利用者からのフィードバックを反映して正式版となり、標準でオン(有効)になっています。
エージェントが行える主な操作は次のとおりです。
- ページを開いて移動する、クリック・入力・ホバー・ドラッグ・ダイアログ操作を行う
- ページ内容を読み取る、コンソールのエラーを取得する、スクリーンショットを撮る
- 一連の手順が効率的な場合は、スクリプト化した操作を実行する
また、ブラウザのツールバーにDevTools(開発者ツール)が組み込まれており、要素の確認やコンソール出力の閲覧、ページのデバッグを自分で行うこともできます。
なぜ重要なのか
これまで「コードを書く」中心だったAIエージェントが、実際に動くWebアプリを開いて操作し、その結果を確認できるようになりました。人間の開発者が普段行うブラウザ操作と同じことをエージェントが実行できるため、Webアプリのテストや動作確認といった作業を、チャットの流れの中で任せやすくなります。
誰に関係があるのか
VS CodeでGitHub Copilotを使うエンジニアやWeb開発者に関係します。特に、Webアプリの動作確認やテストを行う担当者、エージェント機能を業務に取り入れたい開発チームに影響があります。企業では、管理者による一元的な制御も可能です。
仕事や業務でどう使えるのか
エージェントにページを開かせて動作を確認させたり、Webアプリのテストを依頼したりできます。エディター画面(editor window)と、複数エージェントを扱う「Agents window」の両方で利用可能です。VS Codeを更新し、エージェントにページを開く・テストするよう指示するだけで始められます。
注意点
プライバシーと制御について、公式情報では以下が説明されています。
- 自分で開いたタブは既定で非公開で、「Share with Agent」を選ぶまでエージェントは読み取り・操作できず、アクセスはいつでも取り消せます。
- エージェントが開いたタブは分離され、普段のブラウジングのCookieやストレージにはアクセスしません。並行して動くエージェント同士のタブも互いに非公開です。
- カメラ・マイク・位置情報の要求は既定で拒否されます(通知・クリップボード・ファイル選択は許可)。
企業向けには、管理者が専用のオン/オフスイッチ(workbench.browser.enableChatTools)で一元管理でき、エージェントがアクセスできるサイトを制限する許可/拒否リストや、ワークスペースの信頼・承認プロンプトも引き続き適用されます。
なお、日本での提供状況や対象プランの詳細は、今回の公式情報上では確認できませんでした。
公式情報
詳細は、公式のブラウザツールのドキュメントやブラウザエージェントのテストガイドを参照でき、フィードバックはmicrosoft/vscodeリポジトリで共有できます。
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