概要
GitHub Copilot for JetBrainsに、チャットの記憶機能「Copilot memory」やローカルモデルを利用できる「Ollama」連携などが追加されました。企業向けの管理設定強化や、日常的なチャット操作の改善、各種不具合の修正も行われています。
何が発表・更新されたのか
GitHub Copilot Changelogによると、今回のアップデートでは以下の変更が加わりました。
- エンタープライズ管理設定:管理者がプラグインの利用可否やMCPサーバーへのアクセス、権限バイパスの挙動、OpenTelemetry設定などを、サーバー側からより細かく制御できるようになりました。
- Copilot memory(チャット間の記憶):エージェントチャットのセッションをまたいで情報を保持・呼び出せるようになりました。毎回プロジェクトの詳細や好みを伝え直す必要が減ります。Copilot設定ポータンの「Copilot Memory」トグルでオン/オフを管理できます。
- BYOKプロバイダーとしてのOllama:JetBrains向けCopilotで、OllamaをBYOK(Bring Your Own Key/自前のモデルを持ち込む方式)プロバイダーとして利用できるようになりました。プロバイダー設定やモデル選択もJetBrains上で行えます。
- Codexワークフローの拡張:Codexのセッションがエージェントのデバッグログに表示されるようになり、権限モードやカスタマイズ(instructions・skills)にも対応しました。
- Copilot CLIのセットアップ簡略化:macOS・Linux・Windowsの統合ターミナルから、Copilot CLIを自動インストールできるようになりました。
- UI・操作性の改善:アカウント切り替え・削除の改善、モデルピッカーの表示調整、チャット入力での
#によるファイル/フォルダ参照の復活、カスタマイズボタンやデバッグログボタンの配置変更などが行われました。 - 品質改善:MCPの実行・承認、ターミナル出力と自動承認、カスタマイズ、クラウドエージェント、差分編集の信頼性が向上し、ANSIエスケープ表示の不具合修正やターミナルのスクロールバー動作の改善も行われました。
- 表記変更:ユーザー向けの製品表記が「Copilot CLI」から「Copilot」に統一されました。
なぜ重要なのか
これまではチャットのたびにプロジェクトの前提や好みを説明し直す必要がありましたが、Copilot memoryによってこの手間が減ります。また、Ollamaとの連携により、社内ネットワークで動かすローカルモデルなど、開発環境に合わせたモデル選択の幅が広がります。企業側でも管理設定が強化されたことで、組織全体でのCopilot運用がしやすくなります。
誰に関係があるのか
- JetBrains系IDE(IntelliJ IDEAなど)でGitHub Copilotを利用している開発者
- 社内のAIツール利用ルールやMCPサーバーへのアクセスを管理する情報システム部門・管理者
- ローカルモデルやBYOK運用を検討している企業のエンジニアチーム
仕事や業務でどう使えるのか
Copilot memoryを使うことで、長期的なプロジェクトでの作業効率が上がる可能性があります。毎回コンテキストを説明せずに済むため、コードレビューや設計相談などの継続的なやり取りがスムーズになります。また、Ollamaを組み合わせることで、社外に出せない情報を扱うプロジェクトでもローカルモデルを使った開発支援を検討しやすくなります。管理者は、エンタープライズ管理設定を使って、組織のセキュリティ方針に沿った形でCopilotの利用範囲をコントロールできます。
注意点
公式情報上では、日本での提供状況や対象プラン、料金の詳細は確認できませんでした。Copilot memoryやOllama連携の利用可否は、契約プランや管理者設定によって異なる可能性があるため、導入前に自社の管理者やGitHubの公式情報で対象範囲を確認することをおすすめします。
公式情報
GitHub Copilot Changelog: Copilot memory and Ollama in GitHub Copilot for JetBrains
関連キーワード
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- BYOK(Bring Your Own Key)
- MCPサーバー
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