概要
GitHubは2026年10月2日、コード支援AI「GitHub Copilot」で利用できる一部のAIモデルを提供終了(deprecated)したと発表しました。対象はCopilot Chatやインライン編集、コード補完など、Copilotのすべての機能に関わります。
何が発表・更新されたのか
公式のChangelogによると、2026年10月2日付で以下の4つのモデルが、GitHub Copilotのすべての体験(Copilot Chat、インライン編集、ask/agentモード、コード補完を含む)で提供終了となりました。
| 提供終了モデル | 提供終了日 | 推奨される代替モデル |
|---|---|---|
| Gemini 3.5 Flash | 2026-10-02 | Gemini 3.8 Flash |
| Gemini 3.6 Flash | 2026-10-02 | Gemini 3.8 Flash |
| Kimi K2.7 Code | 2026-10-02 | Kimi K3 |
| Claude Opus 4.7 | 2026-10-02 | Claude Opus 5.5 |
GitHubは、各モデルについて代替となる新しいモデルを提示しています。ユーザーに対しては、ワークフローや連携(インテグレーション)を、サポートされているモデルを使うよう更新することが推奨されています。
なお、提供終了したモデルを削除するための操作は不要(No action is required)とされています。
なぜ重要なのか
GitHub Copilotは、プログラムのコードをAIが自動で提案・生成してくれる開発者向けのツールです。今回対象となったモデルを選んで使っていた場合、これまでと同じ設定のままでは意図したモデルが使えなくなる可能性があります。
AIモデルは進化のスピードが速く、こうした世代交代(旧モデルの終了と新モデルへの移行)は定期的に起こります。普段の開発フローへの影響を最小限にするためにも、どのモデルが終了し、何に置き換わるのかを把握しておくことが大切です。
誰に関係があるのか
今回の変更は、主に次のような方に関係します。
- GitHub Copilotでコード生成やチャットを日常的に使っている開発者
- 上記の提供終了モデルを明示的に選択して利用していたチーム
- Copilot Enterpriseの管理者(モデルポリシーの設定を管理している方)
特にCopilot Enterpriseの管理者は、代替モデルへのアクセスを有効にする作業が必要になる場合があります。
仕事や業務でどう使えるのか
今回の内容は新機能の追加ではなく、既存モデルの整理(世代交代)です。実務での対応ポイントは次のとおりです。
- 旧モデルを選んで使っていた場合は、推奨される代替モデルへ切り替える
- VS Codeやgithub.comのCopilot Chatのモデル選択画面で、使いたいモデルが表示されるか確認する
- 自動化スクリプトやCI連携などで特定モデルを指定している場合は、指定内容を見直す
Copilot Enterpriseの管理者は、Copilot設定内のモデルポリシーから代替モデルへのアクセスを有効にする必要がある場合があります。公式の説明では、管理者は自身のCopilot設定を確認し、対象モデルのポリシーが有効になっているかを確かめることで利用可否を検証できます。有効にすると、VS Codeおよびgithub.comのCopilot Chatのモデル選択画面にそのモデルが表示されるようになります。
変更点
今回の変更点を整理すると、以下のようになります。
- 2026年10月2日付で、Gemini 3.5 Flash/Gemini 3.6 Flash/Kimi K2.7 Code/Claude Opus 4.7の4モデルが提供終了
- それぞれに代替モデル(Gemini 3.8 Flash、Kimi K3、Claude Opus 5.5)が案内されている
- 影響範囲はCopilot Chat、インライン編集、ask/agentモード、コード補完などCopilotのすべての体験
- 旧モデルの削除操作はユーザー側では不要
使い方または対応
一般の利用者は、Copilot Chatのモデル選択画面から代替モデルを選び直すことで、引き続きCopilotを利用できます。管理者の対応手順は、公式情報に沿うと次のとおりです。
- Copilot設定のモデルポリシーで、対象モデルのアクセスが有効かを確認する
- 必要に応じて代替モデルへのアクセスを有効にする
- VS Codeやgithub.comのモデル選択画面に表示されることを確認する
GitHub Enterpriseの利用者で疑問や懸念がある場合は、アカウントマネージャーへ問い合わせることが推奨されています。
今後
AIモデルの提供終了と新モデルへの移行は今後も継続的に行われると考えられます。特定のモデルに業務が強く依存している場合は、定期的に公式のChangelogやモデル関連のドキュメントを確認し、早めに移行できる体制を整えておくと安心です。
注意点
- 本記事は公式Changelogの内容に基づいています。日本での提供状況や対象プランの細かな差異など、公式情報上で明記されていない点は確認できませんでした。
- 代替モデルの性能や料金の詳細は、今回のChangelogには記載がありません。利用前に公式のモデル関連ドキュメントで確認してください。
- 管理者の設定要否は環境によって異なる場合があります。
公式情報
- GitHub Copilot Changelog(一次情報): Selected models in GitHub Copilot deprecated
関連キーワード
- GitHub Copilot
- Copilot Chat
- AIモデル(モデルのdeprecation)
- Gemini / Claude / Kimi
- Copilot Enterprise





