ポストモーテムとは?ソフトウェアテストの基本を初心者向けに解説

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システムに障害が起きて復旧したあと、「もう同じことを繰り返さないようにしたい」と考えるのは自然なことです。そこで、起きたことを振り返り、学びを得るための取り組みが行われます。これがポストモーテムです。この記事では、ポストモーテムの意味や役割を初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

目次

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ポストモーテムとは?

ポストモーテムとは、障害やトラブルが起きたあとに、その出来事を振り返り、何が起きて、なぜ起きたのか、そして次にどう活かすかを整理する取り組みのことです。日本語では「事後分析」や「振り返り」と訳されることもあります。

たとえば、試合のあとに「どこがうまくいって、どこに課題があったか」を振り返るように、障害のあとに落ち着いて経緯を整理するイメージです。次に同じことを繰り返さないための学びを得るのが目的です。

ポストモーテムでは、起きた出来事の経緯や原因、対応の良かった点や改善できる点などをまとめます。これを記録に残し、チームで共有していきます。

ポストモーテムが重要な理由

障害は復旧して終わり、ではありません。なぜ起きたのかを振り返らないと、同じ問題がまた起きてしまうおそれがあります。ポストモーテムは、こうした繰り返しを防ぎ、チームの学びにつなげるのに役立ちます。

また、振り返りを記録に残すことで、その場にいなかった人や、あとから加わった人も学べるようになります。経験を組織の財産にしていく取り組みだと考えられます。

ポストモーテムが使われる場面

ポストモーテムは、次のような場面で活用されることが多いと考えられます。

  • 障害が復旧したあと、原因を振り返るとき
  • 同じトラブルを繰り返さないための対策を考えるとき
  • 対応の経緯をチームで共有したいとき
  • 得られた学びを記録に残しておきたいとき

ポストモーテムの仕組み

ポストモーテムは、おおまかに次のような流れで進められます。手順を順番に見ていきましょう。

  1. 何がいつ起きたか、出来事の経緯を時系列で整理します
  2. なぜ起きたのか、原因を掘り下げて考えます
  3. 対応の良かった点と、改善できる点を洗い出します
  4. 次に活かすための対策を決め、記録に残します

ポストモーテムでは、誰かを責めることよりも、仕組みや流れの改善に目を向けることが大切だとされています。これを「非難しない振り返り」と呼ぶこともあります。

ポストモーテムと似た用語との違い

ポストモーテムは、似た言葉と混同されることがあります。違いを整理しておきましょう。

「障害対応フロー」が障害が起きたときの対応の流れを指すのに対し、ポストモーテムはその対応が終わったあとの振り返りを指します。対応の最中ではなく、落ち着いたあとに行う、という違いがあります。

「RCA(根本原因分析)」が原因を深く掘り下げる手法を指すのに対し、ポストモーテムはそれを含めた振り返り全体を指す、と考えると分かりやすいでしょう。

ここまでポストモーテムの役割や進め方を見てきました。続いて、この取り組みを理解しておくとどんな良いことがあるのかを整理しておきましょう。

ポストモーテムを理解するメリット

ポストモーテムを理解しておくと、失敗やトラブルを次に活かすことの大切さが分かるようになります。これは、チームが少しずつ強くなっていくうえで役立つ視点です。

また、誰かを責めるのではなく、仕組みを改善するという考え方は、安心して学び合える雰囲気づくりにもつながるでしょう。

ポストモーテムの注意点

ポストモーテムは、犯人探しの場になってしまうと、かえって本音が出にくくなり、学びが得られにくくなります。人を責めるのではなく、仕組みや流れの改善に目を向けることが望ましいとされています。

また、振り返って対策を決めても、実際に行動につなげなければ意味が薄れます。決めたことを実行し、見直していくことが大切だと考えられます。

ポストモーテムに関連する用語

ポストモーテムをより深く理解するために、関連する用語もあわせて知っておくと役立ちます。

  • 障害対応フロー:障害が起きたときの対応の流れ
  • RCA:原因を深く掘り下げて調べる手法
  • 障害:システムが正常に動かない状態
  • 再発防止:同じ問題を繰り返さないための取り組み

まとめ

ポストモーテムは、障害やトラブルのあとに経緯や原因を振り返り、次に活かす学びを得る取り組みです。同じ問題の繰り返しを防ぎ、チームの経験を積み重ねていくのに役立ちます。

これからITについて学んでいくうえで、ポストモーテムは失敗を学びに変える考え方と言えるでしょう。まずは「責めるより、仕組みを改善する」という姿勢を押さえておくとよいでしょう。

よくある質問

ポストモーテムは犯人を探す場ですか?

犯人探しの場ではありません。誰かを責めるのではなく、なぜ起きたのか、どうすれば防げるかという仕組みや流れの改善に目を向けるのが大切だとされています。これを非難しない振り返りと呼ぶこともあります。

ポストモーテムはいつ行いますか?

障害やトラブルが復旧し、落ち着いたあとに行うことが多いです。対応の最中ではなく、経緯を冷静に振り返れる状態になってから整理するのが一般的だと考えられます。

ポストモーテムの記録は何に使いますか?

得られた学びをチームで共有したり、あとから加わった人が参照したりするのに使われます。経験を記録として残すことで、同じ問題を繰り返さないための財産になると考えられます。

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