概要
ByteDance製の動画生成AIモデル「Seedance 2.5」が、Vercelの「AI Gateway」で利用できるようになりました。最大30秒の動画を1クリップで生成でき、テキスト・画像・動画・音声を組み合わせた入力に対応しています。
何が発表・更新されたのか
Vercelの公式チェンジログによると、Seedance 2.5がAI Gatewayに追加され、開発者はモデル名をbytedance/seedance-2.5に指定するだけで利用できるようになりました。主な特徴は以下の通りです。
- 1つのクリップで最大30秒の動画を生成でき、カット割りをせずにカメラワークや場面のつながりを保持できる
- 短いクリップを、キャラクターや場面、カメラの動きを引き継ぎながら延長できる
- 同じリクエスト内でテキスト・動画・画像・音声を入力として扱え、ある素材から被写体の見た目を、別の素材から動きやカメラワークを反映できる
- 完成した動画に対して、背景・商品・キャラクターだけを局所的に編集でき、フレームやカメラワーク、テンポはそのまま維持したまま複数バージョンを作れる
- プロンプトは10以上の言語に対応
開発者はAI SDKのgenerateVideo関数を呼び出すことで動画を生成できます。画像URLをreferenceImagesとして渡し、プロンプト内で[Image 1]のように参照する方法や、動画をreferenceVideosとして渡す方法も用意されています。公式情報では、動きやカメラワークを参照する「リファレンス」機能と、既存動画を編集する「エディット」機能は役割が異なり、1つのプロンプトで混在させると結果が不安定になりやすいと注意喚起されています。
なぜ重要なのか
動画生成AIは近年急速に進化していますが、長尺のクリップを違和感なく1本にまとめることや、既存動画の一部だけを差し替えることは技術的なハードルが高い分野でした。Seedance 2.5は、これらをAPI経由で扱いやすい形にまとめており、動画制作の工程を自動化・効率化する選択肢が広がったといえます。
誰に関係があるのか
- 動画広告やSNS用コンテンツを制作しているマーケティング担当者
- プロダクト紹介動画やバリエーション展開が必要なEC事業者
- AI SDKを使ってアプリケーションに動画生成機能を組み込みたい開発者
仕事や業務でどう使えるのか
例えば、1本の商品紹介動画を作成した後、背景や商品だけを差し替えて複数バージョンを作る、といった使い方が想定されます。カメラワークやテンポを保ったまま複数パターンを展開できるため、広告のA/Bテスト用素材や、多言語・多地域向けのローカライズ動画制作などに応用できそうです。また、画像や短い動画クリップを素材として渡し、そこから新しい動画を生成する使い方も可能です。
注意点
公式情報上では、日本での提供状況や料金・対象プランの詳細は確認できませんでした。利用を検討する場合は、Vercelの公式ページやモデルページで最新の提供条件をご確認ください。また、リファレンス機能とビデオ編集機能を同じプロンプトで混在させると、生成結果が不安定になりやすい点も公式情報で言及されています。
公式情報
Seedance 2.5 now available on Vercel AI Gateway(Vercel Changelog)
関連キーワード
- Vercel AI Gateway
- Seedance 2.5
- ByteDance
- 動画生成AI
- AI SDK





