概要
Vercelは、AIモデルをまとめて呼び出せる「AI Gateway」に、Convai Innovations社の評価・判定モデル「Laya(レイヤ)」を追加したと発表しました。Layaは2026年10月31日まで、Boundless経由での利用に限り無料で使えるとのことです。
何が発表・更新されたのか
Layaは、与えられた文脈(コンテキスト)を「はい/いいえ」「選択肢」「スコアリング」形式の質問に照らして評価し、確率付きの構造化された回答を返すモデルです。公式情報によると、具体的な活用例として以下が挙げられています。
- サポート依頼の振り分け(例:返金依頼を検知して請求チームへルーティング)
- エージェントの作業ルーティング(どのツール・ワークフローで処理すべきか判断)
- ガードライン(ポリシー)違反の可能性があるリクエストや回答のフラグ付け
- チケットの緊急度や回答品質を定めた基準でスコアリング
Layaは、AI SDKの評価用API、ネイティブのHTTP API、TypeSafe互換APIのいずれかから、convaiinnovations/layaまたはconvaiinnovations/laya-freeというモデルIDで呼び出せます。2026年10月31日までは、どちらのIDもBoundless経由であれば無料とされています。なお-free付きのIDはBoundlessにルーティングされ、プロモーション終了後は提供が停止、標準IDの方は同時点から課金が開始されるとのことです。
なぜ重要なのか
これまで人手や個別のルールで行っていた「振り分け」「判定」「スコアリング」といった業務を、構造化された確率付きの回答として自動化しやすくなる点が特徴です。AI Gatewayを使うことで、モデルの呼び出し・利用状況やコストの追跡・ルーティングや再試行(リトライ)・フェイルオーバーの設定を単一のAPIでまとめて管理できる点も、開発者にとってのメリットとして紹介されています。
誰に関係があるのか
- Vercelのサービスを使って開発を行っているエンジニア・開発チーム
- サポート業務や問い合わせ対応の自動振り分けを検討している担当者
- AIエージェントのワークフロー設計に関わるプロダクト担当者
- ガードライン(ポリシー)チェックやコンテンツレビューの自動化を検討している部門
仕事や業務でどう使えるのか
例えば、問い合わせフォームに届いたテキストをLayaに渡し、「返金依頼かどうか」を真偽値で判定させてから担当チームに振り分ける、といった使い方が紹介されています。また、AIエージェントが複数のツールを使い分ける際に「どのツールを使うべきか」を判断させたり、生成された回答が社内ポリシーに抵触しないかをチェックしたり、サポートチケットの緊急度を一定の基準でスコアリングしたりする用途にも使えるとされています。
注意点
- 無料で使えるのは2026年10月31日までで、Boundless経由での利用が条件です。
-free付きのモデルIDはプロモーション終了後に提供が停止されるため、継続利用する場合は標準IDへの切り替えと課金開始を踏まえた検討が必要です。- 公式情報上では、日本での提供状況や対象プランの詳細は確認できませんでした。利用を検討する場合は、公式ドキュメントで最新の条件をご確認ください。
公式情報
Laya decision model now available on AI Gateway, free through October 31 – Vercel Changelog
関連キーワード
- Vercel AI Gateway
- Convai Innovations
- 評価モデル(Evaluation Model)
- AIエージェント
- AI SDK





