概要
Vercelは2026年8月6日、監査ログを外部システムへ転送する「Audit Log Drains(監査ログドレイン)」機能が、新たにDatadog・Splunk・Pantherへの出力に対応したことを発表しました。これまでのカスタムHTTPSエンドポイントおよびAmazon S3への出力先に加わる形での拡張です。
何が発表・更新されたのか
Audit Log Drainsは、チームのアクティビティログに記録されるすべてのイベントと、追加の監査メタデータを、指定した外部の送信先へ転送する仕組みです。今回のアップデートにより、セキュリティ運用でよく使われる「Datadog」「Splunk」「Panther」の3サービスが新たな送信先として選べるようになりました。
設定は、チーム設定内の「Drains」から「Add Drain」をクリックし、データタイプに「Audit Log」を選択、送信先を指定するだけです。なお、この機能はEnterpriseプランで利用できると公式に明記されています。
また、今回のAudit Log Drainsは、従来の「Custom SIEM Log Streaming」を置き換えるものとされています。すでにSIEM(セキュリティ情報イベント管理システム)へ監査ログをストリーミングしている場合は、公式の移行ガイドに沿って統合を切り替える必要があります。
なぜ重要なのか
企業がAIツールやクラウドサービスを業務で使う際、「誰が・いつ・何をしたか」を追跡できる監査ログは、セキュリティ対策や内部統制の観点で欠かせません。今回の対応により、すでにDatadogやSplunk、Pantherを社内のログ監視基盤として使っている企業は、Vercelの監査ログを既存の仕組みにそのまま統合しやすくなります。
誰に関係があるのか
- Vercelを利用し、Enterpriseプランを契約している企業のセキュリティ担当者・情報システム部門
- Datadog、Splunk、Pantherなどのログ監視・SIEMツールをすでに導入している組織
- コンプライアンスや監査対応のために、システムの操作ログを一元管理したい実務担当者
仕事や業務でどう使えるのか
社内のセキュリティ監視基盤にVercelの操作ログを統合することで、異常なアクセスや設定変更を、普段使っているダッシュボード上で他システムのログと合わせて確認できるようになります。これにより、監査対応やインシデント調査の際に、複数のツールを行き来する手間を減らせる可能性があります。
注意点
- Audit Log DrainsはEnterpriseプランでの提供と公式に記載されており、他プランでの対応は確認できませんでした。
- 公式情報上では、日本での提供状況や料金の詳細は確認できませんでした。
- 既存のCustom SIEM Log Streamingを利用している場合は、新機能への移行作業が必要です。移行手順は公式の移行ガイドを参照してください。
公式情報
Audit Log Drains now support Datadog, Splunk, and Panther(Vercel Changelog)
関連キーワード
- Vercel
- Audit Log Drains
- Datadog
- Splunk
- Panther
- SIEM





