概要
Vercelは、AIエージェント開発フレームワーク「eve」向けに、ウェブブラウザを操作できる新しい拡張機能「@agent-browser/eve」を発表しました。この拡張を導入すると、evaエージェントが人間のようにウェブページを閲覧・操作できるようになります。
何が発表・更新されたのか
公式情報によると、今回追加された内容は以下の通りです。
@agent-browser/eveをインストールし、agent/extensions/配下に設置することで機能が有効になる- 提供される操作:ページ遷移(navigate)、内容の読み取り、クリック、フォーム入力(fill)、スクリーンショット取得、コンソール・ネットワーク活動の確認
- ツールは
browser__navigate、browser__snapshot、browser__click、browser__fill、browser__screenshotのように名前空間付きで提供される - ページを確認した際のスナップショット参照(
[ref=e12]など)は@e12という形のセレクタになり、エージェントが「見た要素」をそのまま操作対象にできる - 処理はすべてエージェントのサンドボックス内で完結し、開発者のアプリ本体では実行されない
なぜ重要なのか
ブラウザ操作の専用ツールセットが用意されたことで、エージェントがウェブサイトの情報取得や操作を自動化しやすくなります。ChromiumとMagent-browserはサンドボックス内で動作するため、開発者の実行環境を汚しません。また、allowedDomainsによるドメイン許可リストでアクセス範囲を制限できるほか、Cookieや保存済み認証情報はモデルに公開されない設計(credential protection)になっており、安全性への配慮がされています。
誰に関係があるのか
- Vercelのevaフレームワークでエージェントを開発しているエンジニア
- ウェブ上の情報収集やフォーム入力などの自動化タスクをAIエージェントに任せたい開発チーム
- 自社サービスにAIエージェント機能を組み込みたい技術担当者
仕事や業務でどう使えるのか
定型的なウェブ操作(情報収集、フォーム入力、スクリーンショット取得)を自動化する用途が考えられます。allowedDomainsで許可するドメインを限定した上で、社内システムや特定のSaaSに対する業務自動化に利用できる可能性があります。また、Vercelダッシュボードから各エージェントセッションの動作をデバッグできる点も、開発時の利便性につながります。
注意点
公式情報上では、日本語での対応状況や料金・対象プランの詳細は確認できませんでした。本拡張は開発者向けの技術リリースであり、導入にはevaフレームワークやNext.jsなどの前提知識が必要です。またallowedDomainsを適切に設定しないと、意図しないドメインへのアクセスが発生する可能性があるため、設定時には注意が必要です。
公式情報
Give your eve agent a browser(Vercel Changelog)
関連キーワード
- Vercel eve
- AIエージェント
- ブラウザ自動化
- サンドボックス実行
- ドメイン許可リスト(allowedDomains)





