「CI」という言葉は、ソフトウェア開発の進め方を説明するときによく登場します。アルファベットの略語で難しそうに見えますが、役割を知っておくと、チームで効率よく開発を進める工夫が分かりやすくなります。この記事では、CIの意味やCDとの違いについて、これからAIやITを学ぶ初心者にもわかりやすいように整理して解説します。
CIとは?
CIとは、複数の人が書いたプログラムを、こまめにまとめて、その都度自動で確認するという開発の進め方です。英語の「Continuous Integration(継続的インテグレーション)」の頭文字をとった言葉で、日本語では継続的インテグレーションと呼ばれます。料理を作りながら少しずつ味見をして、早めに問題に気づくイメージを持つと分かりやすいでしょう。
従来は、それぞれが書いたプログラムを最後にまとめて確認することがありましたが、その方法ではまとめたときに多くの問題が一度に見つかることがあります。CIでは、こまめにまとめて自動で確認することで、問題を早く見つけて直しやすくします。
CIが重要な理由
複数の人が同時に開発を進めると、それぞれの変更が組み合わさったときに不具合が起きることがあります。CIを取り入れると、こまめに確認するため、問題を早い段階で見つけやすくなります。早く気づければ、原因も探しやすく、修正の負担も小さくなりやすいです。
AIやIT、開発の分野では、チームでの開発や継続的な改善が一般的です。CIの考え方を知っておくと、効率よく品質を保つしくみを理解しやすくなるでしょう。
CIが使われる場面
CIは、次のような場面で使われることが多い考え方です。
- 複数の人が同じプログラムを分担して開発するとき
- 変更を加えるたびに、自動で確認したいとき
- 不具合をできるだけ早く見つけたいとき
- 品質を保ちながら、開発を継続的に進めたいとき
たとえば、誰かがプログラムを変更すると、自動でまとめて確認が行われ、問題があればすぐに知らせてくれるしくみがあります。これがCIの役立つ例といえるでしょう。
CIの仕組み
CIのおおまかな流れは次のとおりです。
- 開発者が、書いたプログラムをこまめにまとめる場所へ送ります。
- 送られた内容を、自動でまとめて確認します。
- 問題があれば、すぐに開発者へ知らせます。
- 問題がなければ、次の作業へ進みます。
確認の作業を自動で行う点が特徴で、人の手間を減らしながら品質を保ちやすくします。まずは「こまめにまとめて自動で確認する進め方」と押さえると分かりやすいでしょう。具体的な方法はツールによって異なります。
CIと似た用語との違い
CIは「CD」とセットで語られることがよくあります。CIは「こまめにまとめて確認する」ことに重きがあり、CDはその後の「利用される環境へ届ける」ことに重きがあります。CIで品質を確かめ、CDで届けるという流れの関係だと整理すると分かりやすいでしょう。あわせてCI/CDと呼ばれることもあります。
CIを理解するメリット
CIを理解しておくと、チームで効率よく開発を進める工夫をイメージしやすくなります。学習の面では、品質を保つしくみの考え方が理解しやすくなります。業務やサービスの面では、問題を早く見つける進め方の利点を把握できます。
また、確認を自動化して手間を減らすという発想を持てるようになり、開発の効率化への理解が広がる点もメリットといえるでしょう。
CIの注意点
CIを取り入れるときは、いくつか気をつけたい点があります。まず、自動で確認するしくみを整えるには、はじめに準備や設定が必要です。導入の手間をふまえて検討することが大切です。
また、自動の確認がうまく整っていないと、見つけたい問題を見逃したり、逆に不要な警告が増えたりすることがあります。確認の内容を適切に整えることが大切です。具体的なしくみやツールは環境によって異なるため、提供元の情報を確認しながら進めると安心でしょう。
CIに関連する用語
一緒に覚えておくと理解が深まる用語を紹介します。
- CD:確認したものを利用される環境へ届けるしくみのことです。
- デプロイ:作ったものを動く環境へ反映する作業のことです。
- テスト:作ったものが正しく動くかを確かめる作業のことです。
- バージョン管理:変更履歴を管理するしくみのことです。
まとめ
CIは、複数の人が書いたプログラムをこまめにまとめて自動で確認する開発の進め方で、問題を早く見つけて品質を保つのに役立ちます。味見をしながら作るイメージを持つと役割を理解しやすいでしょう。CDとセットで、確認と提供の流れとして押さえておくと、開発のしくみへの理解が一歩深まるはずです。
よくある質問
CIとは何ですか?
CIとは、複数の人が書いたプログラムをこまめにまとめて、その都度自動で確認するという開発の進め方です。継続的インテグレーションとも呼ばれ、問題を早い段階で見つけて直しやすくする工夫です。
CIとCDはどう違いますか?
CIはこまめにまとめて確認することに重きがあり、CDはその後の利用される環境へ届けることに重きがあります。CIで品質を確かめ、CDで届けるという流れの関係で、あわせてCI/CDと呼ばれることもあります。
初心者はどこに注意すればよいですか?
自動で確認するしくみを整えるには、はじめに準備や設定が必要です。確認の内容が適切でないと問題を見逃したり不要な警告が増えたりすることもあるため、ツールや内容を環境に合わせて整えることが大切です。

